なにをいまさら…

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薩摩焼の里・美山『沈壽官窯』へ

知覧、加世田から東シナ海沿いを北上しようと車で走らせていると国道か近くに鉄道走っていたようで廃線跡、駅跡の看板があちこちにありました。次に急いでいたので、あとで調べると南薩鉄道とのこと。しかも加世田には南薩鉄道記念館があるらしい。ちゃんと調べて寄っておけばよかった。。。

しかしこの国道沿いコンビニが無い。コンビニ探しでインターの看板があったので山間方面へ。すると『薩摩焼の里・美山』の看板が目に入り少しその方面に行ってみました。そこで見つけた『沈壽官窯』。駐車場には車が何台か停まっていたのでネットで確認すると見学できるみたい。ちょっと立ち寄ってみました。f:id:imasara3:20210826193206j:plain窯元ですが、美しい庭園ですね。f:id:imasara3:20210826193305j:plain茶室と案内が出ていました。f:id:imasara3:20210826193340j:plain韓国風の家具が並べられており落ち着きそうですね。f:id:imasara3:20210826193405j:plain

『沈壽官窯』のはじまりは公式HPによると。。。

沈家は、慶尚北道青松に本貫を置き、その一族は李朝四代世宗大王の昭憲王后を始め、領議政(国務総理)九人、左議政、右議政(副総理)、四人等を出した名門。
『沈壽官窯』のはじまりは慶長三年(1598年)に遡ります。豊臣秀吉の二度目の朝鮮出征(慶長の役)において薩摩の勇将島津義弘によって連行された朝鮮人技術者達にいた初代沈当吉、見知らぬ薩摩の地で、祖国を偲びながら、その技術を活きる糧として陶工達は、陶器の原料を薩摩の山野に求め、やがて薩摩の国名を冠した美しい焼物「薩摩焼」を造り出した。それらの焼物は、薩摩産出の土を用い、『国焼』(くにやき)と呼ばれる薩摩土着の人々の暮らしのために作られた陶器でした。
江戸時代、薩摩藩主であった島津家は朝鮮人技術者達を手厚くもてなし、士分を与え、門を構え、塀をめぐらす事を許すかわりに、その姓を変えることを禁じ、また言葉や習俗も朝鮮のそれを維持する様に命じる独特の統治システムを創り、沈家は代々、薩摩藩焼物製造細工人としての家系をたどり三代 陶一は藩主より陶一の名を賜わり、幕末期には天才 十二代 壽官を輩出した。幕末期の藩営焼物工場の工長であった十二代 壽官は薩摩藩財政改革の中で薩摩焼の振興に多大なる貢献を果たし、明治六年(1873年)、日本を代表してオーストリアのウィーン万にて大絶賛にて、以来、「サツマ」は日本陶器の代名詞になっていく。 明治二十六年(1893年)アメリカ合衆国シカゴ・コロンブス万博銅賞を獲得、明治三十三年(1900年)パリ万博にて銅賞、明治三十六年(1903年)にはハノイ東洋諸国博覧会において金賞、続く明治三十七年(1904年)セントルイス万博にても銀賞を受賞、世界に薩摩焼を薩摩焼の名を広めていったのとの事です。

そんな歴史がこの収蔵庫史料館にあります。f:id:imasara3:20210826193533j:plain

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薩摩焼には白薩摩と黒薩摩があります。白薩摩は、白肌に絵付けや透かし彫りが施された絢爛豪華な焼物で、かつては島津家御用の品として作られていました。一方で黒薩摩は民需品として作られた黒い焼物で、素朴な風合いが特徴です。

現在、沈壽官窯では白薩摩は電気窯で、黒薩摩は登り窯で焼いています。
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f:id:imasara3:20210826193711j:plainここでは展示即売もあります。ギャラリーや売店に並んでいる陶器は美しすぎます。ちょっと凝っているものもあるので見ているだけでも楽しいですね。欲しくなってしまいますけど。さすがにお値段も。使ってみるとお値段以上の喜びなんでしょうけど。。。f:id:imasara3:20210826193752j:plain

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f:id:imasara3:20210826193911j:plainここはガラス越しではありますが工房を見学できます。ろくろを回していたり細かな作業をしていたり絵付けをしたりと分業で行われているようです。作業場では多くの人が作業をしていました。35mmしかなかったので人がいない所のみ撮りました。f:id:imasara3:20210826193939j:plain緑に囲まれた窯元、素晴らしい所でした。なんかすべてに余裕を感じるというか時間の流れも緩やかに感じます。f:id:imasara3:20210826194021j:plain

いつの日か薩摩焼が似合う人間になってみたいものです。コンビニが無いとか言っているようではまだまだですね。

DATA  

この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount


 行ったところ

www.chin-jukan.co.jp