前回、弘前の近代建築巡りアップしましたが、その中の一つ、旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)に入ってみました。
1904(明治37)年に建てられた、弘前を代表する建築家『堀江佐吉』の代表作、ルネッサンス風の堂々たる2階建の洋館で、旧国立第五十九銀行本店本館として国重要文化財の指定をうけています。もともと、現在の青森銀行弘前支店あたりにあったようですが、元の位置から90度回転し50m曳屋して今の場所に移ったようです。
上のほうが見えにくいのでミニュチュアからw屋根は落雪防止の意図もあったようで、また塔屋は展望台になっていたようです。
さて、中に入ります。けやきの柱と一枚板のカウンターは見事です。けやきとヒバがふんだんに使われているとのこと豪華ですね。
ここで靴脱ぎます。(靴脱がないでよさそうだったので入ったのだけど、結局脱ぐことに。スノーブーツは面倒。。。)
この時計も古いようです。
1階は銀行の歴史、貨幣の歴史が展示されています。
防火、防犯にも設計が活かされているとのこと。
金庫も飾ってあります。銀行なのでこれだけではないはず。大きな金庫はいずこへ?パンフレットの見取り図にも書いていない。。。
2階へ。廻り階段になっています。
控所。
小会議室。
そして、大会議室。広い!天井には金唐革紙。
金唐革紙が建築当時のまま現在まで残されている建築物は日本でも数少ないようです。
「入船山記念館(重要文化財)」広島県呉市(旧製品・復元品)
「旧岩崎家住宅(重要文化財)」東京都台東区
「移情閣〔孫文記念館〕(重要文化財)」兵庫県神戸市
「旧日本郵船小樽支店(重要文化財)」北海道小樽市
「旧林家住宅(重要文化財)」長野県岡谷市
「国会議事堂 参議院内閣総務官室・秘書官室」東京都
「旧第五十九銀行本店本館〔青森銀行記念館〕(重要文化財)」青森県弘前市
「砺波郷土資料館(市指定文化財)」富山県砺波市
行っていないところ多いな。行ってみたいですね。
窓も大きく採られています。しかしこの広さ、暖房どうしていたのだろう?
内階段。ここも廻り階段に。
一段下がった中2階?の第2応接室。
重役会議室。
1階奥は頭取室。ここは入室禁止。ちょっと気になりますね。
江戸時代は城下町として栄え、明治には軍や国立大学、そして国立銀行と栄華を極め、当時は仙台市、盛岡市に次ぐ東北3位の人口規模だったそうです。まさに当時の繁栄ぶりがうかがえる建物でした。他にも内部見学できる建築も多いようなので、次回は脱ぎやすい靴を履いてこれる季節に来てみます。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm
行ったところ
入場料:200円。