『木曽路はすべて山の中である』。島崎藤村の「夜明け前」あまりにも有名な書き出し。今回は中山道木曽路の宿場町巡りをしてきました。
奈良井宿、妻籠宿、馬籠宿を紹介しましたが他も少し紹介しましょう。出発したのはすでに夜は明けていました。
◇福島関所
藤村の夜明け前にもこう記されています。『この街道の変遷は幾世紀にわたる封建時代の発達をも、その制度組織の用心深さをも語っていた。鉄砲を改め女を改めるほど旅行者の取り締まりを厳重にした時代に、これほどよい要害の地勢もないからである。この谿谷けいこくの最も深いところには木曾福島の関所も隠れていた。』
関所から木曽川へ降りると藤村の「初恋」の碑が建てられています。
◇福島宿
福島は関所がありましたが宿場町としても賑わっていました。
上之段地区には江戸時代末期の建造物が所々残っており、往時の面影をとどめています。
木曽川のほとりには足湯があります。(時間早すぎてお湯無かったですが。。。)
◇宮ノ越宿
旧中山道沿いには古い家が少し残されています。
◇宮ノ越宿本陣跡
本陣の脇にある水車は木曽義仲公が戦勝祈願した龍がかたどられています。
◇義仲館
冬季休暇中でした。この辺りは義仲公に関連のところのようでいろいろと見所やお祭りもあるようです。
中山道木曽路には11の宿場町があります。今回は5つ廻ることができました。現代において車でも1日だけだと全部立ち寄るのは慌ただしくなりそう。古の人々はこの険しい山の中を何日かけて通ったのでしょう?
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
Carl Zeiss Loxia 21mm F2.8
Carl Zeiss Loxia 35mm F2
行ったところ